「ノンバンク」という言葉はなんとなく聞いたことがあるでしょう。
もちろん「銀行以外」という意味です。では具体的にどこのことかと聞かれると、なかなか答えにくいのではないでしょうか?
今回はこのノンバンクとカードローンについて紹介していきます。
まずは「カードローン」という言葉をよく知りましょう!
「カードローン」とは、ごく単純に言うならば、カードを作ってお金を借りる事です。
では、そのお金を借りるカードはどこで作るのでしょう?
銀行や消費者金融等の金融機関の窓口、又は電話やインターネットで申し込みをして作ることが出来ます。
このうち消費者金融、クレジット会社、信販会社等がノンバンクと呼ばれています。
それでは、窓口やネット等で申し込みさえすれば、すぐに作ってもらえるのでしょうか?
答えは、どこで、どの様に作るかによって異なるのです。
審査からカード発行まで最短40分とうたう銀行もあれば、3日以上かかるところもあります。
ただ、窓口やネットでの申し込みは、当日、あるいは翌日という場合が比較的多く見られます。
ところで審査とは何でしょう?
カードローンはもう少し詳しく言うと、「個人を対象にした無担保の融資」です。
信用でお金を借りることなのです。
信用を得るためには借りる側の情報を相手に伝えなければなりません。
その情報を元に、金融機関がお金を貸しても良いかどうかを判断する事が審査です。
その時に必要なものは本人確認書類(運転免許証、保険書証等)、そして借りる金額により収入証明書(源泉徴収票、住民税決定通知書等)が必要になる場合があります。
つまりカードローンには2つの種類があります!
カードローンは大きく分けると2種類に分かれます。
一つは銀行が提供している銀行カードローン、もう一つは消費者金融等の銀行ではない金融機関が提供している、いわゆるノンバンクのカードローンです。
お金を借りるという点では違いはありません。
では何が違うのでしょう。端的に言うと金利の違いと貸し入れ限度額の差です。
銀行カードローンの方が一般的に低金利です。
そして、借入限度額が大きい場合が多く見受けられます。
低金利、しかもお金も多く借りる事が出来る銀行カードローンがありながら、ノンバンクのカードローンも利用されているのはなぜでしょうか?
それはノンバンクのカードローンの方が、銀行カードローンよりも審査が厳しくない場合が多いからです。
それではノンバンクに比べて、なぜ、銀行カードローンの審査は厳しいのでしょうか?
銀行の場合、もちろん銀行の審査と、もう一つ保証会社の審査に通らなければならないからです。
保証会社とは借りる人がお金を返せない時に、代わりにお金を返済する会社のことです。
この保証会社は借りる方が自分で探すのではなく、各金融機関が指定の保証会社と提携しています。
ノンバンクが自社の規定に基づき審査するのに比べ、銀行ではもう一つの機関を通すことで厳しくなるのです。
では最後に「銀行」と「ノンバンク」のカードローンについて、数字も加えもう少し詳しく比較してまとめてみましょう。
どこが違うのかな?銀行とノンバンクのカードローンのメリット・デメリット
銀行カードローン
利点=低金利、平均14~18%(2016年11月現在)、貸し入れ限度額の目安500万~1000万(銀行により異なる)、収入の無い専業主婦でも配偶者に安定した収入があれば借りる事が出来る場合もある。
収入証明書類は借りるお金が100万円以上の時に必要な場合が多い。(法律的には基準はない)
不便な点=審査が厳しめ。
審査は当日に通っても融資は翌日になるケースが多いが、最近は申し込んだ当日に、お金を借りる事の出来る銀行も増えている。
ノンバンクのカードローン:
利点=審査が比較的通りやすい。
申し込んだ当日にお金を借りる事が出来る。
注意点=金利高め、平均17~18%(2016年1月)、貸し入れ限度額の目安100万~800万(年収の1/3以上は、借りる事は出来ない。)
借り入れ額が50万円以上で収入証明書類が必要となる。(法律で「1社のご利用限度額が50万円を超える場合、または複数の貸金業者からの借入額の合計が100万円を超える場合、収入証明書が必要」と決められている)
まれに安全性の確認が難しいノンバンクが存在している。
それぞれに良い点、不便な点や注意点がありますね。
ただ言えることは借りたお金は必ず返さなければならないということです。
審査の厳しい銀行カードローンは、返せる見込みのある額のお金を貸してくれるところ。
早い対応のノンバンクのカードローンは、急なお金が必要な方の為にお金を貸してくれるところ、と言えそうです。
本当にお金を借りる必要があるのかも考えて、様々な銀行・ノンバンクのカードローンを比較し、よく検討する必要があるでしょう。
現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。