飲み会、休日のイベント、冠婚葬祭等の出費、社会に出れば誰もが経験するつき合いです。
また自立した大人ならば、自分の稼ぎは自分の趣味や自分磨きにも使うのも普通のことでしょう。
しかし、待ってください。
それらの出費、収入の範囲内で済ませていますか?
カードローンに頼り過ぎてはいませんか?
弱い自分を自分で助ける制度。それが「貸付自粛制度」です!
お金を借り過ぎるのはいけない、カードローンが実際は借金とわかっている、でもどうしても借り過ぎてしまう、そのようなことでお困りの方はいらっしゃると思います。
気軽にカードローンの申請ができる昨今、頭でわかっていてもその便利さについつい気持ちが緩み、となるのが人間の弱さでもあります。
しかし少し立ち止まって考えて下さい。
あなた自身、借入のかさみ過ぎで辛い気持ちではありませんか?あなたを支える家族に自分の借金で嫌な目には遭わせたくないと、心のどこかで思ってはいませんか?
カードローン限度額内でやりくりしているのならば契約上なんの問題もなく誰にも迷惑はかけず悪いことではありません。
しかしもし借り過ぎであなた自信が困っているのならば、「貸付自粛制度」を利用してください。
冷静になり、少し目線を変えてみればあなたの環境を変える助けとしてこの制度が見えてくるのです。
貸付自粛制度とは、自らに浪費癖があり困っている場合や、家族の浪費癖を解決したい場合に日本貸金業協会に対し申告する制度です。
申告が受け入れられると、金融機関からの借り入れが制限されます。
つまり「人間(自分)の弱さ」を制度で矯正しようというものです。
申告できる人は
- 自分又は法定代理人
- 家族又は2親等以内の親族
- 3親等以内の親族や同居親族
となっています。
簡単に済みます!貸付自粛制度の申請法とは?
貸付自粛制度は、日本貸金業協会が申請者を信用情報機関に登録日し申請から5年間貸付の制限をかけるものです。
信用情報機関は会員の照会で情報提供を必要に応じて行います。
貸付自粛制度を申請した人の情報を会員の貸金業者が照会し、貸付制限がかかるので、うっかり借入を申し込んでも借入することができません。
自分の意志では借入を止めることができない人には大変ありがたい制度であり、家族も助かります。
ではこの貸付自粛制度の申請はどのようにすれば良いのでしょうか?
方法は2種類あります。
1つ目は、日本貸金業協会に直接行く方法、2つ目は、郵送です。
両方とも受付先は日本貸金業協会の都道府県ごとの各支部窓口です。
日本貸金業協会への登録内容は、
- 氏名
- 性別
- 生年月日
- 住所
- 自宅電話番号(又は携帯電話番号)
- 勤務先名
- 勤務先電話番号
です。
この登録には3日ほど(土日祝日と年末年始を除く)かかりますが、このたった3日であなたがこれ以上借金苦に陥らないようにしてくれます。
貸付自粛制度の撤回は原則として申告を受理した日から3か月間は行うことができません。
なので、申告をする場合は、本当に自分が貸付自粛制度を利用する状況であるかどうか、家族と相談するなどの確認をしてから申請をしましょう。
貸付自粛制度はあなたの救世主?要注意な存在?
このようにあなたを助けてくれる救世主のような貸付自粛制度ですが、必ず注意しなければならないことがあります。
浪費癖を防ぐ効果は大なのですが、正規の貸金業者に融資を断られ、あなたが困窮していることをヤミ金が知ってしまったら、あなたに甘い罠をしかけてくるかもしれません。
ヤミ金につい手を出したらなかなか逃れることができません。
地獄への道があなたの目の前に広がるのです。
ヤミ金に手を出す前に、一度あなたの未来とあなたを支える家族の顔を思い浮かべて下さい。
貸付自粛制度を申し込もうと考えるくらいですから、あなたは現状を変えたいと強く望んでいるはずです。
それが逆に借金を増やすことになってしまっては本末転倒です。
そして「3ヶ月経過すれば自ら申請を解除できてしまう」という最大のデメリットにも注意です。
意思が弱いからこそ利用しているのに、その弱い意思で申請を解除してしまったら、これもまた本末転倒ですよね。

現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。