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消費者金融が取り扱っている商品は、総量規制が関与している貸金業法に従う性質のサービスとなるため、基本的には総量規制の対象となり、年収の3分の1を超過する借入は不可となっています。
一方で例外もあり、消費者金融のサービスであっても年収の3分の1を超える借入が可能となっている商品が幾つかあるのですが、そのうちの一つが「貸金業法に基づく借換え専用ローン」となります。
いったいこれはどういう性質のサービスとなっているのでしょうか。
そもそも借換え専用ローンって何?
一般的なカードローンやフリーキャッシングと比べて、その商品特性がややイメージしにくい金融商品の一つが借換え専用ローンですが、実はこの商品は上手に活用することで、毎月の返済負担を大きく減らすことができる可能性を含んだ、お得度の高い商品の一つとなっています。
借換え専用ローンは、文字とおり「借換え」に特化したローン商品であり、単一若しくは複数の他社で契約しているカードローンやフリーキャッシングを、該当の金融機関へ乗り換えて契約しようとしている人へ向けた金融機サービスとなっています。
借換え専用ローンをうまく利用することで得られるメリットとしては、
- 支払利息の総額を減らすことができる
- 複数社のキャッシングを一本ができるので返済管理にかかる手間を減らすことができる
などです。
借換え専用ローンは大手消費者金融などで取り扱われている商品なのですが、利用に際して多くの人が気になるのが、複数のキャッシング・カードローンを一本化した場合の借入総額が年収の3分の1を超えてしまう、ということであると考えられます。
一つ一つの借入額は年収の3分の1を超えていなくても、一本化によって年収の3分の1を超えてしまう場合には、消費者金融の借換え専用ローンは利用できないのではないか、と想像できるからです。
しかし貸金業法に基づく借換え専用ローンは、法律で例外と認められており、借入総額が年収の3分の1を超える場合でも審査の結果次第では契約可能となっています。
従って借入総額が膨らみすぎて困っている人でも利用可能ですし、そのような人にこそ強く利用をおすすめしたい商品となっているのです。
▶借金を確実に減額・整理・帳消しにする方法
借金の負担を軽くする方法としてローンの借り換えはとても良い方法なのですが、審査に不安を感じている方も多いのでは?
そんな方におすすめなのが専門家に無料相談する事です。
大手消費者金融の中では、アコムやプロミス、新生フィナンシャルなどが貸金業法に基づく借換え専用ローンやおまとめローン専用ローンの取り扱いを行っています。
この3社のサービスについて、商品概要や契約申込時の注意点などについて紹介を行っていきます。
返済の負担を軽減できる!?おすすめの借換え・おまとめ専用ローン3選!
アコムの「貸金業法に基づく借換え専用ローン」
同サービスの貸付条件は実質年率が7.7%-18.0%、融資限度額は300万円までとなっています。
満20歳以上で安定した収入があれば申込可能となっており、申し込みを行う際にはまずアコムのフリーコールへ連絡をして説明を受ける必要があります。
本申し込みを行う際にはアコムの店頭窓口もしくは自動契約機へ本人確認書類と収入証明書類、さらに返済用口座の通帳と届出印を持参して来店することとなります。
インターネットでの申込受付には対応していないので、営業期間をよく確認して来店することが大切となります。
なお申し込みを行った後はその場で審査結果の連絡を受け取ることができますし、診察を通過した場合にはその場で契約を済ませることができます。
プロミスの「貸付条件に基づくおまとめローン」
同サービスの貸付条件は実質年率が6.3%-17.8%、融資限度額は300万円までとなっています。
アコムのサービスと比較すると、こちらのほうが金利条件が良いことがわかりますね。
なお同サービスをインターネットからの申し込みには対応しておらず、申し込みを行う際には自動契約機へ来店する必要があります。
申し込みを行う際には本人確認書類と収入証明書を持参してプロミスの店舗へ出向き、審査結果はその場で教えてもらうことができます。
無事に契約が済んだ場合には、手数料無料でプロミスが利用者の名義で借入先へと振り込みをしてくれるので、契約後の事後処理が少なくて済むというメリットも享受できます。
新生フィナンシャルの「完済応援プラン」
同サービスの貸付条件は実質年率が13.0%-17.0%、融資額は300万円までとなっています。
アコムのプロミスのサービスと比較して、最大金利が最も低い17.0%に設定されている点に大きな特徴がありますね。
同サービスを契約するためにはまず電話で申込を行い審査連絡を受け取った後は自動契約機へ来店して契約締結手続きを行うこととなります。
同サービスもプロミスのサービスと同様に、契約後は利用者名義にて手数料無料で借入先へ振り込みを行ってくれるので、契約に関する手間が非常に少ないサービスだと考えられますね。
まとめ
借換え専用ローンはうまく利用できれば返済の負担を非常に軽くすることができますし、キャッシング残高を一本化した場合に利用残高が年収の3分の1を超えていても利用できるという魅力があるサービスとなっています。
インターネット申込に対応していないケースが多いのがやや残念ではありますが、返済を容易にするためにも、現在返済に負担を感じている人にはぜひ利用をおすすめします。

現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。