カードローンの申し込みで、必ず壁となって立ちはだかるのが「審査」です。
そのハードルに阻まれて、涙を飲む可能性もゼロじゃありません。
どうしても借り入れしたいのにローンの審査に落ちた場合、あなたならどうしますか? 取れる選択肢は二つです。
「別のカードローンに申し込む」のか、「落ちた理由の心当たりを解消し再審査に挑む」のか。
果たしてどちらが良いのでしょうか。
審査基準は千差万別。結論から言えば、一概には決められない。
まず知っていなければならないのは、「一度落ちたカードローンに再申請すること自体は、全く問題ない」ということです。
ですが、何の考えも無しに再審査を受けても通ることはないでしょう。
何か原因があって審査に落ちたのですから、原因を解決しないことには無駄骨に終わります。
ですが、金融機関は基本的に審査に落ちた理由を教えてくれることはありません。自分で推察し、心当たりを探るしかないのです。
そこで審査に落ちる一般的な代表例を、いくつか挙げてみました。
① 契約条件(収入の安定度や雇用形態、勤続年数)が審査基準に満たない。
② 申請した借り入れ額が総量規制の限度を超えている。
③ 特定の業種に勤務している。
④ ローンの延滞記録など返済に関する問題の記録がある。
⑤ 近々に他機関カードローンの申し込みがある。
金融機関ごとに特殊な基準があるかも知れませんので、断言は出来ませんが、原因とされるのは、おおよそこの五グループで分類できるのではないでしょうか。
こうして見ると、案外少ないものです。
しかし大別は出来ても、その対処法となると話は全く変わってきます。
単純に申請内容を見直すだけで良いパターン、諦めて他の金融機関に変えるべきパターン、現実的には対処法がないパターンなど、様々です。
これらに対し、「どうするのがベストなのか」は、一概には言えません。
再審査を申し込むか、別の金融機関に足を運ぶか。それは自分が審査に落ちた理由をしっかり見つめ、それぞれにとってのベストを探すことが重要です。
傾向と対策こそ正攻法。落ちた理由別の解決法。
それでは、前述の①~⑤の理由別に、取るべき解決法を探りましょう。
①は落ちた理由として最も分かりやすいですね。
カードローンの前提条件に満たない場合です。
年収も雇用形態も、自分の意志ですぐに変えられませんので、再審査が通る可能性は低いでしょう。
自分に見合う別のプランにするか、他機関のカードローンに申請することをお勧めします。
②は「借り入れ額は年収の三分の一まで」という法律、総量規制に触れてしまった場合です。
まずは総量規制の対象の金融機関かを確認しましょう。
総量規制の対象なのであれば、申請額を下げることで、再審査が通る可能性は十分に有ります。
③は勤め先が特定の業種であった場合です。
暴力団関係や詐欺会社など反社会的な団体であればもちろん、金融機関によっては水商売や風俗業の方も、審査に落とす場合があるそうです。
金融機関の方針に反しているので、再申請をしても審査が通る可能性はまずないでしょう。
別の金融機関に変える以外にありません。
さて、問題は④⑤の場合です。
④は、俗に言う「ブラックリスト入り」になっている場合です。過去にローンの延滞や踏み倒しなどの実例があった場合、それが解決しても、五年間は記録が残ってしまいます。
返済で問題を起こした人の審査が厳しくなるのは当然ですよね。
⑤は、場合によっては④以上に厄介です。カードローンの申請をすると、個人信用情報機関にその記録が残ります。
にも関わらず契約がされていなかった場合、「他機関でカードローンの審査に落ちた人」と認識され、更にそれが何件も重なっていると「この人は何か問題があるのでは?」と門前払いのような扱いになるパターンがあるそうです。
これらのパターンは、再審査が通る可能性がまずないだけではなく、他の金融機関で申し込んでも、同じ理由で落とされてしまう可能性が高いです。
特に⑤の理由に心当たりがある場合は、最低でも一ヶ月ほど時間を置いてから、改めて申請した方が良いかも知れません。
現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。