今すぐお金が必要だ、それも出来るだけ大金が……事故や急病、災害などで、突然予想もしていなかった出費に迫られる可能性は、ゼロではありません。
手軽にお金を借りられる選択肢として、カードローンがありますが、果たして何百万円もの高額融資は受けられるのでしょうか?
意外と高い限度額。しかしそれ以上に高いハードルがある!
金融機関が展開するカードローンのプランは、限度額が意外と高く設定されています。
カードローンプランの限度額 ※2016/11/18現在 |
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プラン名 |
限度額 |
金利 |
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三井住友銀行カードローン |
10~800万円 |
年4.0%~14.5% |
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SMBCモビット |
800万円 |
3.0%~18.0% |
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アコム |
800万円 |
3.0%~18.0% |
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ビジネクスト |
1000万円 |
5.0%~18.0% |
表から分かる通り、限度額の高いプランは意外と多く存在します。
銀行カードローンの場合、むしろ500万円を下回るケースの方が少ないと言えます。
また大手の銀行だけではなく、地方銀行や消費者金融でであっても、500万円以上のプランを持っているところは多いようです。
ですが、高い限度額は、そのまま審査の厳しさにも繋がります。
ただでさえ銀行カードローンは審査が厳しい傾向にありますが、何百万円という高額融資なら、尚更です。
生半可なことで審査に通れるとは、思わない方が良いでしょう。
では、消費者金融カードローンの場合はどうか? と考えると、今度は「総量規制」という高いハードルが立ちはだかります。
総量規制とは、「金融機関は年収の3分の1までしかお金を借してはならない」という金融機関に向けた法律です。
消費者金融は総量規制の対象となってしまうため、高額融資は現実的に難しいものがあります。
例えば500万円の融資を受けたいのであれば、最低でも1500万円の年収が必要になってしまうのです。
それでも高額融資を受けるには? その方法を検討してみる!
とは言え、高額融資は制度として確かに存在するのですから、難易度が高くとも、決して不可能なことではありません。
であるならば、その厳しい審査を潜り抜ける可能性を少しでも高めるには、どうすれば良いか、考えてみましょう。
①最大限度額が少しでも多いプランを選ぶ
これは審査を受ける上で、意外と大事な点です。
例えば500万円の融資を受けるのであれば、最大500万円のAプランより、最大1000万円のBプランの方が良いでしょう。
Aプランに申し込んだ場合、その審査は金融機関の最難関の審査になってしまうからです。
②金利が低いプランを選ぶ
ローン審査とは、つまり金融機関から見て返済能力の有無を確認する行為です。
つまり、金利が低ければ低いほど、その返済は簡単になるので、転じて審査が甘くなるケースも存在するようです。
③長く口座を持っている銀行や、地方銀行のカードローンを選ぶ
銀行に長く口座を持っている方の場合、その期間がそのまま「信用」として、審査を受ける上での武器になります。
地方銀行の場合も同様で、地元の方に対して優遇してくれる傾向があるようです。
なまじ馴染みのない大手の銀行に申請するよりも、そういったプランを狙うのも、一つの手でしょう。
④ 複数のカードローンを併用する
これはあまりお勧めが出来ない、しかも確実性もない、最後の手段です。
「審査の甘い少額の融資を複数受けて、500万円以上の融資にする」という手段は、不可能ではありません。
しかしそれは、複数の融資を受けたことが個人信用情報機関に記録となって残ってしまうため、後々不利になることは間違いないからです。
2つ目程度の融資であればまだ審査に通るかも知れませんが、3つ目、4つ目の融資となると、どんどん審査は厳しくなるに違いありません。
1つ目の機関からも返済能力に疑問を持たれ、契約期間を過ぎて更新が出来ず、強制解約されてしまう可能性も出てきます。
いざという時の手段として覚えておいて損はないと思いますが、本当に最後の手段ですので、使わないようにするに越したことはありません。
現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。