この記事の目次
借金があることが当たり前になっていませんか?
借金への依存の大半は、心の問題です。
自分が今どのような状態にあるかを知ることは、依存から抜け出すための第一歩になります。
借金に依存する人の特徴を知れば、おのずと解決策が見えてくるはずです。
カードローンで借金を繰り返してしまう人とは?
借り入れ限度額がまだ残っているから大丈夫。
そう思っている方は要注意です。
カードローンで借金を繰り返してしまう人の、特徴の一つとして「借金への危機感が薄い」ということが挙げられます。
カードローンを使えば、銀行やコンビニのATMから手軽にお金を引き出すことができます。
その手軽さゆえに、気軽に借金をしてしまい、次こそは節制しよう、今回だけは、と借金を繰り返し、借入金がどんどん増えていってしまった。そのような経験はありませんか?
そういった現実がある中でさえ、自分の借金への依存がどのくらいのレベルなのか?本当に依存してしまっているのか?については、自分ではなかなか気づきにくいものです。
もし今の生活に、何かしら気になる部分があるなら、まずはカードローンで借金を繰り返してしまう人の特徴について考えてみることをオススメします。
借金を繰り返してしまう人には、共通の行動や考え方の特徴があった!
カードローンで繰り返し借金をする人の共通点として、次のような項目があげられます。
・大ざっぱで、楽観的に物事を考えがち
・欲しいものが次から次へと出てきて、衝動的に買い物をしてしまう
・ギャンブルが好きで、お金を借りてまでつぎ込んでしまう
・手元にお金があると、安心する
・財布の中に現金があれば、つい使ってしまう
・自分を大きく見せようと見栄を張りがち
・少し金銭的に不安があっても、生活水準はある程度高く保ちたい
上記のどの項目に当てはまるかは、人それぞれかと思います。
しかし、借金をする人には、一つだけ共通の目的があります。
その目的とは、お金を借りて自分がしたいことをする、というものです。
お金を借りることは、自分の目的を達成するための手段に過ぎません。
これは当たり前のことですが、改めて考えることで、人が依存症に陥る仕組みを発見することが出来ます。
人は、お金を借りることで、自分のやりたいことができ、欲求が満たされます。
それと同時に、手段に過ぎなかった「お金を借りている」という意識には、だんだんと注意が向かなくなります。
これは人間の「慣れ」であり、誰しもが持っていたはずの、「お金を借りたという危機感」を薄れさせます。
お金を借りることを繰り返せば、慣れがさらに強化され、さらに借金への危機感が薄くなります。
この危機感の薄れが、借金を繰り返す依存へと繋がっていくのです。
言い換えるなら、依存とは、借金への危機感が大きく薄まっている状態なのです。
借金への依存から脱出するために意識すべきことと、脱出計画の立て方とは?
借金には大きく二つの側面があります。
経済面と心理面です。
経済面とは、家計のやりくりが難しい、生きていく上で必要なことが、十分に出来ないために借金をする場合などが当てはまります。
しかし、借金依存の大半は、心理面に関わる部分の問題です。
簡単に言うと依存とは、心の問題なのです。
そのため依存から抜け出すためには、「自分が借金に依存してしまっているということを、はっきりと認識すること」がまず必要になります。
それを理解した上で、「自分を変えよう」と意識し、依存からの脱出計画を、自分なりに作っていく必要があります。
依存症とは、借金への危機感が薄まっている状態で、危機感を持って取り組めば、必ず改善できるはずです。
下に借金依存脱出の計画として、有効な項目をあげています。
使えそうな項目を組み合わせて、自分なりの計画をたててみて下さい。
・自分が何にお金を使っているのかを整理し、書き出してみる
・月ごとや週ごとの細かな返済計画をたてる
・使ったお金を、生活費・嗜好品などの項目別ごとに、記録する
・家族や知り合い、医療機関に相談する
・お金を借りられない状況を作ってしまう
・少し資金繰りが苦しいからお金を借りる、という意識を持たない
・預金+借り入れ限度額=自由に使えるお金、という意識は危険であると理解する
そして、組み合わせた自分なりの計画に、次の二つの意識を加えて下さい。
借金への危機感を持つこと。依存症から脱出したいという強い思いを持つこと。
これらを忘れなければ、借金依存の脱出計画は、より強固なものへとなっていくはずです。
脱出計画をたてるときに、忘れてはいけない3つの注意点
脱出計画をたてても、なかなか上手くいかないという場合、その原因は大きく分けて3つあります。
まず、1つ目は計画に無理がある、ということです。
節約の度が過ぎている、毎月の返済額が自分の生活水準を維持するポイントを大きく上回っている、などです。
自分にとって、負担になりすぎず、それでいて緩めすぎず、という難しいポイントですが、試行錯誤して探す必要があります。
2つ目に、一人で悩みすぎない、不安になりすぎない、ということがあります。
誰にも頼らずに、一人で努力していると、どうせ自分には無理だったんだ、と投げやりになってしまう場合があります。
そんなときは、一人で悩みすぎず、誰かに相談してみると、きっとフォローしてくれるはずです。
家族や知り合いに相談することが難しければ、医療機関(精神科・心療内科)や依存症専門の機関に相談してみることも一つの手です。
そして、最後に、何度も繰り返すことになりますが、借金への意識が薄まっている状態に戻ってしまっている、ということがあげられます。
お金を借りているならば、借金への危機感を持つことはとても重要です。
かといって、不安になりすぎたり、悩みすぎたりするのも良くはありません。借金のことを相談するための場所はたくさんある、ということを心にとめておきましょう。
現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。