この記事の目次
お金がなくて困った…。そんなとき、カードローンを検討した方は多いはずです。
無担保で、分割返済が可能なカードローンですが、あまり仕組みについては知られていません。
今日はカードローンの中でも「与信」について、詳しく解説します!
与信とはローン会社が「信頼を与える」ということ
与信とは読んで字のごとく「信頼を与える」ことです。
カードローン業界では頻繁に使われる、専門用語です。カードローンのいいところは保証人も担保も必要ないことです。
金融機関は、お金を貸すにしてもできる限り損失は避けたいですよね。
そのため個人に貸すときは、確実に返してくれそうか、またどれくらいなら回収できるかを判断するのです。
このようにお金を貸す側の金融機関が顧客が本当にお金を返してくれるか審査し、これくらいのお金なら貸してもよい、と判断することを「与信」といいます。
これは顧客の個人情報や信用情報に基づいて判断するのでクレジットカードにおける審査と同様です。
またこの与信で貸してもよいお金の額、上限が決定されます。
この上限が、顧客がお金を借りられる範囲で「与信枠」と呼ばれています。
与信はお金を借りられるかの審査、与信枠は借りられる上限金額
ということです。
途中で与信枠が変わる?初期与信と途上与信
それでは、初めにカード申請の審査が通ればその時申請した与信枠でお金を借り続けられるのでしょうか?
先ほども言いましたが、金融機関は個人情報や信用情報などによって与信枠を決めています。
ですが、カードローンなどの登録が初めての方は信用情報がそもそも少ないのです。
お金を借りた記録も返した記録もない場合、これは金融機関は様子を見たいですよね。
そのため、初めは暫定的に与信枠を設定します。
これを初期与信といいます。
その後カードローン会社が信用情報機関などに依頼し、顧客の情報(返済状況など)を確認しながら、与信枠を変更することになります。
これを途上与信といいます。
途上与信は毎月行っているところ、年に数回のところと様々あります。
つまりいつ限度額が変わるかは分からないのです。
一度カードローンに通ったからといって、これで安心、というわけではありません。
途上与信で与信枠が増えるコツは遅れずに返済すること
それでは与信枠が増える人はどういう人なのでしょうか?
1. 毎月遅れずに返済している
2. 他者のカードローンに加入していない
まず、返済能力がきちんとあるとカードローン会社に示すこと。
そのため、毎月の支払は遅れずにすること。
さらに他金融機関のカードローンに登録していると、初期与信で見込んでいたお金が他社に流れてしまうと会社は考え、与信枠の増額は見込みにくくなります。
以上の条件が満たされた場合、金融機関から与信枠を増やす提案が来るかもしれません。
しかし、多くの場合与信枠の増額は自主申請が基本です。
以上の条件を満たしていて与信枠を増やしたい場合は、自分で金融機関に問い合わせるようにしましょう。
ただこの時、契約してすぐに申請を出すと、不審に思われてしまうので注意してください。
途上与信が減るケースもあり!注意すべきこととは?
また、与信枠が減ることも、もちろんあります。
1. 毎月の返済が遅れている
2. 他金融機関からの借り入れが増えている
3. 他金融機関のカードローンの与信枠が増えている
4. カードローンの利用が頻繁である
これらの条件に当てはまると、返済能力が本当にあるのか、と金融機関が疑ってしまいます。
特に注意が必要なのが、他社からの借り入れだけでなく与信枠が増えている場合、それだけ借りているお金が増えていると判断されてしまうことです。
また他で新たにカードローンを作った場合、その分だけリスク回避のために減額されたり、急にカードローン契約数が増えると怪しいと貸し出しが控えられてしまうケースもあります。
現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。