この記事の目次
カードローンを利用した場合、「取引利用明細書」が送られてくるのはご存知ですか?
この「取引利用明細書」は、毎月必ずチェックしましょう!
利用可能金額・返済計画はどのようになっているのか。
答えは全て、毎月の「取引利用明細書」に明記されています。
それでは早速、利用明細書の見方について詳しくみていきましょう。
取引利用明細書ってどうやって発行されるの?
取引利用明細書の発行については、不安に思う方もいらっしゃるかもしれません。
「カードローンでお金を借りた。家族に知られたらどうしよう。」
カードローン利用者なら、誰もが少なからず抱いたことのある不安ではないでしょうか。
しかし金融機関が本人以外に借金を告知することは、法で禁じられています。
多くの場合、表面的には内容が分からないよう施した封書や葉書、そして会社名・商品名を記載しない形で郵送されてきます。
また、金融機関によっては利用者がWeb明細書を選択することもできます。
取引利用明細書ってなぜ大事なの?見なくてはいけない?
取引利用明細書に書かれている項目は後で詳しく触れますが、非常に重要な内容です。
例えば、利用者の信用度を表す指標の一つに「利用限度額」がありますが、うっかり返済を遅延すると利用限度額が減額される可能性もあるのです。
そんな事態を回避する為にも、毎月必ず自分の利用状況・利用可能な金額を確認しましょう。
借入れ総額に対し、月々の返済計画は適切かどうか随時見直すことも肝要です。
後述しますが、借入れの期間が長ければ長いほど利息も膨らんでいきますよね。
借入残高がどのくらい減っているのか、利用可能額はいかほどのなのか。
厳しい目で利用明細書を確認すれば、おのずと返済時期を早めようという気持ちになるはずです。
取引利用明細書には一体何が書かれているの?
それでは、取引利用明細書の主要項目をしっかり確認していきましょう。
とはいえ項目が細分化されていますので、そもそも見方が分からず不安に思う利用者の方もいらっしゃるかもしれませんね。
仮に郵送で送られてきたとしても、封書を開けば難しい用語の数々が並んでいます。
何だか追い詰められたように感じる方もいらっしゃるのでは?
その心理ゆえ、「毎月数字をまともに見ずに終わってしまう」なんてこと、あるかもしれません。
ご参考までにプロミスの利用明細書をご覧ください。
確かに、多くの人にとって聞き慣れないような用語の一覧になっていますね。
ここでは明細書に記載されている主要項目について補足し、次項からは明細書のどこを重点的にチェックすればよいのかご説明します!
■プロミス利用明細書サンプル
「取引利用明細書」の主要な項目はこちら!
利用明細書の「金額」に関する項目について
- 返済金額:今回の返済総額
- 元金充当額:返済総額のうち、元金に返済される金額
- 利息充当額:返済総額のうち、利息として支払った金額
- 返済後残高:現在の借入残高
- 次回返済金額:次回返済する総額
- 最終借入後残高:最後に借入した際の残高
- 利用可能金額:契約上借入可能な金額
利用明細書の「期日」に関する項目について
- 最終借入日:最後にお金を借りた日
- 次回返済期日:次の返済日
また、金融機関が上記のように細分化された項目を利用者に伝えることは、法によって定められています。
【引用元】SMBCコンシューマーファイナンス株式会社
取引利用明細書のここに注目!必ずチェックの4項目とは?
あなたが利用者なら、どの項目を重視しますか?
まずは、ここです!
①「返済」に伴い確実に②「借入金額」が減っているか。
③返済後「利用限度額」が増えているか。
④いつまでの返済予定か。(借入期間)
の4項目は毎月必ず確認しておきたいところです。
というのも、カードローンには「利息」という存在があります。
カードローンの返済は月々一定額なので、いつの間にか利息が膨らんでいて借金が減らない!なんて事態も想定されます。
具体的に計算してみるとよく理解できると思います。
利息の計算方法をしっかり理解しておきましょう!
カードローンを利用するなら、利息の計算方法も覚えておきましょう。
借入残高×年利÷365日×借りた日数=借りた日数だけかかる利息、となっています。
(借りた日数だけ増えれば、利息も上がる)
それでは、実際に元金20万円、年利18.0%のカードローンを60日で完済したとします。
利息=20万円×18.0%÷365日×60日
利息は5,917円になりますね。
次に、頑張って30日で返済したらどうでしょう?
利息=20万円×18.0%÷365日×30日
もうお分かりですね?
利息はおよそ半分の2,958円です。
借入期間が短いに越したことはありません。
しかし、無理な返済もまた家計を圧迫しますよね。
「適切な」返済計画こそ要と言えます。
月々どの程度の返済が「適切」なのか。
それこそ、取引利用明細書とにらめっこし自分自身で分析するしかないのです。
いかがでしたか。
一言に「取引利用明細書」といっても、カードローンの場合は複雑な用語・金融機関によって変動する金利も絡み、正確に理解するのは複雑に思えますね。
しかし、「取引利用明細書」を分析する=家計の在り方・生き方を分析する、と言っても過言ではありません。
そして、数字に映し出される自分のお金の価値観とは?
明細書に表れる「自分の価値観」と向き合い、カードローンを快適に利用できる。
そんなワンランク上の術を見つけていけたらよいですね!
現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。