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仕事の関係上日中に銀行やATMに行くことができずに、銀行が閉まってからしか通帳の管理ができない人に取っては、深夜に足りない生活費の補充をしたいと考える人もいるでしょう。そんなときは24時間利用できるカードローンがあると便利ですよね。
コンビニで利用できたとしても24時間利用できるわけではない
今はコンビニにATMが設置してあるため、24時間どこでもお金を引き出しできるようになったと思いませんか。しかし銀行によっては24時間利用できない場合もあるでしょう。機械がせっかく動いているのに、銀行のキャッシュカードやカードローンカードが利用できないのでは、家計のやりくりも大変ですよね。
カードローンも同じことで、利用する銀行や金融会社が利用可能でなければ、お金を借りることができないでしょう。銀行の窓口が閉まってから中心にお金の管理をする人にとっては、24時間利用できる銀行や金融会社を選ぶことになりますが、24時間利用できることを確認すると同時に確認しなければいけないことがあります。
それはATMの利用手数料になります。必ず銀行の窓口が閉まってからATMを利用する人は時間外手数料や、ATM手数料が馬鹿になりませんので、しっかりとチェックしましょう。
セディナ(カードローン)は、24時間借り入れ可能ですか?
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1336280538
24時間利用できるところとできないところの違いは?
コンビニで利用されたカードは、銀行のコンピューターセンターに接続され、残高があるか確認をしたうえで手元にお金がくる仕組みになっています。したがってコンピューターセンターが閉まっている銀行のカードは利用できないのです。
また最近は地域金融機関同士で共同経営しているコンピューターセンターや、信用金庫、信用組合なども共同センター化していますので、人的な問題は改善されつつあります。しかしながら費用対効果を考えて、小さな金融機関は24時間営業をしていないところもまだ存在しています。
共同センターと言えども、利用できる機能は全て営業をしている金融機関が決定をして使用料を支払ったうえで、コンピューターセンターの機能を利用しています。したがって同じ共同センターを利用している金融機関でも、Aでは取り扱いできない商品があっても、Bでは取り扱えるということがあります。
その一つとして24時間ATMを利用できるようにすると言うことがあります。24時間利用できるようにするには、お客様の問い合わせにも24時間対応しなければいけませんし、コンピューターも24時間利用できるようにしなければいけません。その分コストが掛かるわけです。
深夜は手数料を気にしよう!ATMの手数料はみなし利息として考えられる
銀行の窓口が閉まった後や深夜にATMを利用すると、ATMの利用手数料を取られることでしょう。またコンビニのATMを利用しただけで手数料を取られることもありますので、できればこのような手数料ができる限り取られない金融機関がありがたいでしょう。
例えば手数料が110円取られるとして、5回コンビニでATMの操作をした場合は550円も無駄なお金が掛かってしまいます。これが220円の手数料で10回の操作をするとなると、2,200円も節約できる費用が出てくるでしょう。2,200円もあれば、ちょっとした食事ができますのでATMを利用するだけで家計を圧迫していることになるでしょう。
金融機関からすると、2016年現在では低金利時代ですので、このような手数料収入というのが非常に大事なものになっています。いかに手数料を取るのかを考えたうえで、顧客が負担すべきものをしっかりと考えて手数料設定をしています。
自分の自動機コーナー以外でキャッシュカードなどを利用されると、利用をされた金融機関に場所の提供代を支払わなければいけません。また時間外の場合は万が一問い合わせがあったときのために人員を確保していなければいけないためコストが掛かります。
自分の自動機コーナーにしても、時間外の場合はトラブルに備えて警備保障会社と契約をして管理をしています。このような経費の一部利用する顧客にも負担をしてもらうという意味で手数料を取っているわけです。
これらの手数料をサービスとしている金融機関もありますので、しっかりとチェックをするといいでしょう。なおカードローンの場合はお金を借りることで利息を取られます。そのうえATMの利用手数料がかかってしまっては、利息に手数料が上乗せされていることと同じになりませんか。
金融機関がこのような利息の収入を得る場合は、利息として考えなければいけなく、みなし利息として計算をしなければいけません。カードローンで利息を取ったものと、ATMで手数料を取ったものをあわせたものがいくらになるのかを計算して、利息制限法に抵触しないように設定しなければいけません。
※みなし利息とはお金を貸した人から、元金以外の金銭を受け取るものはどのような名目であっても、利息とみなすとされている法律で、手数料という名目で顧客から徴収しているものも利息となるのでしょう。
※利息制限法とは定められた利率以上に設定をした利率は無効となることを定めている法律です。
利息制限法
(昭和二十九年五月十五日法律第百号)最終改正:平成一八年一二月二〇日法律第一一五号
第一章 利息等の制限(第一条―第四条)
第二章 営業的金銭消費貸借の特則(第五条―第九条)
附則
第一章 利息等の制限
(利息の制限)
第一条 金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。
一 元本の額が十万円未満の場合 年二割
二 元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
三 元本の額が百万円以上の場合 年一割五分
(利息の天引き)
第二条 利息の天引きをした場合において、天引額が債務者の受領額を元本として前条に規定する利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分は、元本の支払に充てたものとみなす。
(みなし利息)
第三条 前二条の規定の適用については、金銭を目的とする消費貸借に関し債権者の受ける元本以外の金銭は、礼金、割引金、手数料、調査料その他いかなる名義をもってするかを問わず、利息とみなす。ただし、契約の締結及び債務の弁済の費用は、この限りでない。
【金利規制に関する質問】
Q3-1. 法律が変わり、上限金利が下がるという話を聞きましたが、どのように変わるのですか?
A3-1. 上限金利は、
(1) 上限を超えた金利が無効となる利息制限法(上限金利は貸付け額に応じて15~20%)
(2) 刑事罰の対象となる上限金利を定めた出資法(上限金利(改正前:29.2%))
の2つの法律で規制されています。
今までは、貸金業者の場合、この出資法の上限金利と利息制限法の上限金利の間の金利帯でも、ある一定の要件を満たすと、有効となっていました。これが、いわゆる「グレーゾーン金利」です。
他方、金利負担の軽減という考え方から、今回の改正により、平成22年6月18日以降、出資法の上限金利が20%に引き下げられ、グレーゾーン金利が撤廃されました。これにより、上限金利は利息制限法で定められた水準(貸付け額に応じて15~20%)となっています(利息制限法の上限金利を超える金利は、無効・行政処分の対象、出資法の上限金利を超える金利は、刑事罰の対象となります)。
深夜に使うカードローンはここがオススメ!手数料と利息を比べてみよう
先ほど話をしたとおりATM利用手数料は、カードローンを利用した場合は利息の一部としてみられます。時間外に利用をすることが多い場合は、利息と同時にATMの利用手数料を調べておく必要があるでしょう。できれば普通預金のキャッシュカードについてもATMの利用手数料を調べておくといいかも知れません。
普通預金やカードローンは生活と密着していますので、しっかりと手数料について調べておき、よく利用する口座を選別しておくことをお勧めします。そこで各金融機関のカードローンの手数料をまとめましたので参考にしてください。
時 間 | みずほ銀行 | 三菱UFJ銀行 | 三井住友銀行 | 楽天銀行 | ソニー銀行 | アコム・プロミス・アイフル |
平日 0:00~8:00 |
220円 | 提携ATMは無料 | 全国の提携コンビニATM | コンビニは無料 | コンビニは無料 | 1万円以下110円 1万円超 220円 |
平日 8:00~8:45 |
110円 | |||||
平日 18:00~23:00 |
110円 | |||||
平日通常時間 | 220円 | |||||
土日 0:00~8:00 |
220円 | |||||
土日 8:00~22:00 |
110円 | |||||
祝日 0:00~8:00 |
220円 | |||||
祝日 18:00~23:00 |
220円 | |||||
祝日通常時間 | 110円 |
(2016年10月21日現在)
上記の一覧表からみずほ銀行は時間外にコンビニで利用した場合は最大218円です。5回利用すると1,090円も手数料が掛かってしまいます。これは15万円を30日間8.8%で借りた場合の利息に相当します。いかに手数料が馬鹿にならないか分かるのではないでしょうか。
また消費者金融は金利も高ければ、ATM手数料も必ず取られますので、表面上の金利よりも高金利になるでしょう。
しかし日中に銀行に行けない人にとっては、仕方のないことだとあきらめていた人もいるかも知れません。この無駄な手数料をいかに減らすかによって、多少なりとも節約につながりますので金融機関の選択は重要になるでしょう。
口座引き落とし用の金融機関と、普段使いの金融機関を分けておき、カードローンも金利が低く手数料が安い金融機関を選ぶ事をお勧めします。口座引き落とし用と、普段使い用を一緒にしてもいいのですが、手数料がお得な金融機関はネット銀行が多いのです。
そしてクレジットカードや公共料金の口座引き落としはネット銀行で対応していないものが多く、できれば都市銀行などの口座を持っておくと便利でしょう。お金を借りるときについては手数料無料となっている場合もありますので、色々と比較をしてください。
現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。