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気軽にお金を借りられる方法として、代表的な選択肢の一つがカードローンです。
様々なプランが多くの金融機関で用意されていますが、しかし、気軽に借りられるからこそ、安全には気を付けなければなりません。
思わぬ落とし穴で後悔しないように、事前に良く調べましょう。
チェックすべき項目その①、違法業者の見分け方とは?
お金を借りる際に最も恐ろしいのが、借りる相手が違法業者、すなわちヤミ金でないか、という点だと思います。
違法業者はホームページなどが綺麗に作られているところも多く、一見してそれと判断できません。
そこで、危険な業者に良くある特徴をピックアップしておきたいと思います。
・金利が高い、あるいは金利が不明
金利は「利息制限法」という法律で、上限となる金利が決まっています。
下記のように、元金が10万円未満であれば、年20%を越えるところは違法となります。
利息制限法
第一条 金銭を目的とする消費貸借における利息の契約は、その利息が次の各号に掲げる場合に応じ当該各号に定める利率により計算した金額を超えるときは、その超過部分について、無効とする。
一 元本の額が十万円未満の場合 年二割
二 元本の額が十万円以上百万円未満の場合 年一割八分
三 元本の額が百万円以上の場合 年一割五分
・賃金業登録をしていない
賃金業者は国や都道府県に届出を出さなければなりません。登録の有無は、金融庁のページで確認することが出来ます。
・審査が甘いことを大々的に宣伝している
『他機関で審査に落ちた方でも必ず貸します』のような誘い文句は要注意です。
審査に落ちたからには相応の理由がありますので、それを無視して貸し付けを行うというのは、ヤミ金である可能性が高いと思われます。
チェックすべき項目その②、お得なキャンペーンは隅々まで確認する
金融機関は、カードローンのセールスポイントを前面に押し出し、大々的に宣伝しています。
例えば「○月×日までの申し込みで5000円のキャッシュバック!」、「今だけ借り入れ限度額アップ!」のような、お得感満載のプランが山ほどありますよね。
ですが、キャンペーンに惹かれてすぐ飛びついてしまうのは良くありません。
契約内容を良く読み込んでからでも、申し込むのは遅くないのです。
キャンペーンが、誘い文句通りのシンプルなものであれば問題ありませんが、中には「○○円以上借り入れの申し込みで!」といった条件が設定されている場合も存在します。
そういった利用者に不利な条件は、説明の片隅に小さく書かれていることが多いので、注意が必要です。
「想定と違う」「こんなはずじゃなかった」と後悔することのないように、契約書は目を皿のようにして、一言一句見逃さないようにしておきましょう。
チェックすべき項目その③、他機関での借り入れ状況を把握・整理しておく!
ローンの申し込みで必ず付き纏うのが、金融機関の審査です。
利用者の雇用情報、申請した借り入れ額と年収のバランス、過去のローンに対する延滞状況など、審査する項目は多岐に渡ります。
お金を借りる時、「審査に落ちるんじゃないか」と不安になる方もいらっしゃると思いますが、上記に挙げた項目は、すぐに改善できるものではありません。
まずは取りあえず、申し込んでみる以外にはないでしょう。
ですが一つだけ、審査の前に確認・実行しておいた方が良い項目があります。
それは、「他機関での借り入れ状況を把握・整理しておく」という点です。
カードローンの審査において、他機関での借り入れ状況は非常に大切な情報です。
複数の機関に借り入れがある場合、返済能力に疑問を持たれてしまいやすく、審査に対して不利になります。
まずいのは、それで審査に落ちた場合、次に申し込んだローン審査でも「前の審査で落ちたということは、この人は何か問題があるのでは?」と審査落ちの悪循環に陥ることがある点です。
審査に落ちれば落ちただけ、どんどん不利になっていきますので、中途半端な借り入れがあれば、審査の前に完済しておいた方が良いです。
チェックすべき項目その④、周りの人に知られないためには?
カードローンへの申し込みを、家族や友人、同僚に内緒にしている人は多いと思います。
周囲の人に知られたくない場合は、ローン契約をする前に、金融機関からの連絡方法を入念に確認しておくと良いでしょう。
ローン契約がバレてしまう原因として、代表的なのが金融機関からの郵送物です。申し込みの審査結果の通知、カードの発行、利用明細など、郵送物が発生する機会はいくらでもあります。
家族にバレたくない方は、「郵送物一切なし」や「WEBで完結」を売りにしているカードローンもありますので、そちらを利用するのが良いかと思われます。
また、勤務先への在籍確認を行う金融機関もあります。上司や同僚に知られないためには、予め金融機関の方に相談し、確認電話の名乗り方や時間帯を決めておくと良いでしょう。
現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。