カードローンを多重申し込みすることによって生じるリスクとは！？

カードローンはすぐに契約ができ、借りたお金については自由に使うことができるので、緊急でお金が必要となった時には、契約して便利に使いたいと考える人は多くいることでしょう。

しかしカードローンはローン商品であり、利用するためには審査をパスする必要があります。

絶対にお金が必要という状況下においては、審査落ちのリスク・ヘッジのために複数の金融機関のカードローンに多重申し込みをケースが考えられますが、カードローンの多重申し込みには様々な別のリスクが潜んでいます。

カードローンの多重申し込みによって生じるリスクについて、解説を行っていきます。

カードローン多重申し込みのメリットとは！？

カードローンの多重申し込みによって生じるリスクについて解説をするに先立って、まずは多重申し込みをすることによって得られるメリットについて解説を行っていきます。

複数の会社のカードローンに申し込みを行っておけば、たとえ1つの会社のカードローン審査に落ちてしまった場合でも、他の会社のカードローンが契約できる可能性が残されているので、リスク・ヘッジという意味で大きな意義があると考えられます。

またカードローンの利用実績がない人がいきなり高利用限度額でカードローンの申し込みをしても希望通りの条件で契約できる可能性は決めわて低いと考えられます。

例えば90万円のお金が必要だとしても、いきなり利用限度額を90万円として消費者金融系のカードローンに申し込みをしても審査を通過できる可能性は低いと考えられるのです。

そこで、利用限度額を30万円と比較的低めに設定し、3社のカードローンに申し込みをすることで、利用実勢のない人でも規模する90万円の借入ができる可能性が高まると考えられるのです。

このように、利用限度額を分散させる、という意味でも複数のカードローン契約をする意義は大きいと考えられるでしょう。

カードローンを多重申し込みすることによって生じるリスクとは！？

次にどのような状態のことを多重申し込みというのかということや多重申し込みによって生じるリスクについて解説を行っていきます。

まず「多重申し込み」についてですが、簡単にいえば「短期間に複数社にカードローンの申し込みを行うこと」のことをいい、具体的には「直近一ヶ月以内に3社以上」のカードローンに申し込みを行うと各金融機関に多重申し込みをした、とみなされるケースが多いと考えられます。

意外に知られていないことなのですが、実はカードローンの申し込みを行うと、信用情報に「カードローンの契約申し込みをした」というデータが記録されることとなります。

記録されたデータはおよそ半年間残ることとなり、新たにカードローン申し込みをした場合、申し込みをした金融機関では信用情報の紹介をするため、短期間に複数社のカードローンに申し込みをしたことが簡単に知られてしまうこととなるのです。

カードローンを提供する金融機関からすれば、短期間に複数社のカードローンに申し込みをするということは、この申込者は生活が切迫しているのではないかと判断しますし、貸し倒れのリスクが高い申込者なのではないかと判断をします。

その結果、収入や職業など他の審査項目に全く問題がない場合でも審査で落とされてしまう可能性が非常に高くなってしまうのです。

つまり、多重申し込みをしてしまうと、カードローン審査で落とされてしまう可能性がたかくなってしまい、その状態が最低でも半年間は続いてしまうというリスクが考えられるのです。

多重申し込みになっているかどうかの確認をしましょう！

現在自分が多重申し込みになっているかどうかの確認を行う手段というのが実は存在しています。

各金融機関は、カードローン審査の際に利用者の信用情報を照会しているのですが、実は手数料を支払うことで、自分の信用情報は可能なのです。

CICやJICC、全国銀行個人情報センターではおおよそ1000円前後の手数料を支払って手続きを行うことで、自身のローンの申込状況や借入情報、返済状況や金融事故歴などの信用情報照会ができます。

多重申し込みになっていないかの確認に役立つのはもちろん、カードローン審査が通過できるかどうかの重要な情報を自分で確認することができるので、これからカードローンに申し込みをしようという場合には、出来る限り、この信用情報の照会手続きを自身で行っておくことをおすすめします。

まとめ

複数社の会社にカードローンの申し込みをしておけば、審査落ちのリスク・ヘッジや利用限度額を分散出来るなどのメリットが考えられます。

しかし短期間に多くの会社にカードローンの申し込みをしてしまうと、金融機関の信用を損ねることになりかねませんし、その後半年間のカードローン契約が非常に難しくなってしまう、というリスクが潜んでいます。

できるだけ短期間に集中してカードローン申し込みを行うことは避け、同時申し込みなどを行う場合には2社以内に抑えておくように心がけることを推奨します。