結婚して姓が変わるとカードローンのブラックリストから名前が消える?

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結婚して姓が変わるとカードローンのブラックリストから名前が消える?

数ヶ月に渡ってカードの返済が怠ったことはありませんか。

もしあるのなら、残念ながらその情報はしっかりと残されています。

ところで、この情報はどこでどう管理されているのでしょうか。

ここではそのような疑問について深く学んでいきましょう。

またそのことから「姓の変更」は審査にどう影響するのかを考えていきましょう。

 

姓を変更したけどカードローンの情報ってどうなるの?

結婚して姓が変わるイメージ

昔から、カードローンの審査人を悩ませる問題があります。それは「姓」の変更です。

日本では、結婚による姓の変更は珍しいことではありません。

当たり前ですが、姓は個人の特定に重要な役割を持つのです。

また同様に「下の名前」や「生年月日」もよく使われます。

一方「住所」や「職場」などは人によっては変わるため、個人の特定には不向きです。

このためカードローンの個人情報の管理にも「姓」「下の名前」「生年月日」の3つが重視される傾向にあります。

 

ここで、こんな疑問が浮かぶでしょう。

「姓が変わったらブラックな人でもカードつくれるの?」

「姓が変わったら別人として申し込みできるの?」

これは答えを先に言うとケースバイケースとしか言えません。

なぜならば、姓以外の情報を照合できるかどうかによるからです。

 

ただ、ブラックな人がカードをつくれるかもしれないというだけで驚きですよね。

では続いて、つくれる人とつくれない人の違いについて、その理由を詳しくみていきましょう。

 

 

 

ブラックリストの管理人?指定信用情報機関とは何?

 

そもそもブラックリストとは何でしょうか。

またカードローンやクレジットを発行している金融機関では、どのように個人の情報を管理しているのでしょうか。

 

実は、ブラックリストというリストは存在しません。

ブラックリストという言葉は便宜上使われているだけなんですね。

リストがあるのではなく、個々人の情報を参照してはじめてブラックな人ということがわかります。

ではその個々人の情報は誰が管理しているのでしょうか。

 

これは「信用情報機関」と呼ばれるところです。

この機関は3つあり、それぞれ経済産業省から指定を受けています。実は、政府が関わっている機関なのですね。

正式名称はそれぞれ「全国銀行個人信用情報センター(KSC)」「株式会社シーアイシー(CIC)」「株式会社日本信用情報機構(JICC)」です。

これらはカードローンには欠かせない信用情報の管理・提供という大切な役割を担っています。

信用情報とは「お金へのまじめさ」を可視化したものです。

 

具体的には、カードローンやクレジットなどの客観的な取引事実を示す情報を扱っています。

もしあなたが返済を怠ったら、ここに決められた期間だけ、そのことを明記されてしまうのです。

つまり「個人のお金に関する信用」をカタチにして、それを「管理・提供」しているのですね。

クレジットやカードローンの審査にはなくてはならない存在です。

 

信用情報機関はどうやって姓の変更を管理しているの?

信用情報機関がデータを管理しているイメージ

はっきりと言いますと、信用情報機関は姓の変更に対して完璧な策を持っていません。

かと言って審査をザルのように通すのではなく、むしろ目を光らせています。

「怪しい人はすべて疑う」というような姿勢を取っていると思って下さい。

これは具体的に「信用情報の履歴がない人」をかなり警戒するという意味です。

 

そのため、はじめてカードローンをつくろうとしている人でもその対象になってしまいます。

常に「審査を不正にかいくぐろうとしているのではないか」という疑いを持たれるのです。

ちなみになぜここまで目を光らせているかというと、犯罪組織がよくこの「姓の変更」という手法で不正取引を行うからです。

特に男の「姓の変更」はより疑いをかけられてしまいます。

 

このように、姓の変更によって一時的にブラックではなくなっても、簡単に審査に通るとは限らないのですね。

たとえば旧姓で「運転免許証」を提示したことがある人は、いくら姓が変わっても「運転免許証番号」から同一人物だとすぐ判明します。

このように様々な情報から「姓が変わっているのかもしれない」という審査は厳しく行われるために、基本的には「過去の履歴から逃れるのは難しい」と思っていくのが正解でしょう。

 

姓が変わった人やここまで読んでガッカリした人へ

 

ここまでブラックリストと姓の変更についてみていきました。

また、今回の内容をみて「過去の履歴から逃れられるかも知れない」と思った方はがっかりしたかもしれません。

 

ただ、ひとつ例外があります。

それは「配偶者の信用情報や属性が良かった場合、その影響で審査に通るかもしれない」ということです。

絶対とは言えませんが、論理的に考えてその可能性は十分にあるでしょう。

 

しかし、こうして審査に通ったのに支払いの遅延などが発生した場合、過去の信用情報をより詳しく調べられることがあります。

そこで過去の失態が明るみに出てしまうことがあります。くれぐれも注意しましょう。

「あのときしっかり返済をしていればよかった」

「配偶者次第でつくれるかもしれないとは知らなかった」

このように様々な人がいると思います。

 

どんなことでも正しい知識を持っていなければ有効には使えません。

ここでの知識を活かしより上手にカードローンと付き合っていきましょう!






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