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カードローンという言葉を知っている方は多いと思います。もし知らなくても、なんとなく「カード」を使って「ローン」を組むといったイメージができますよね。
一方、フリーローンとは何でしょう。
「カードがないローン?何がフリーなの?」いろんなイメージを持たれると思います。
ここでは、そんな疑問のひとつずつに丁寧にお答えしていきます!
フリーローンとカードローンは何が違うの?
このふたつの定義があいまいです。
一般的に、フリーローンはカードローンと比べて「低金利」だというイメージを持たれています。
つまり、多くの方が少し良いイメージを持っているということですね。
例えば、三菱UFJ銀行に「ネットDE多目的ローン」という商品があります。
この他のラインナップは「住宅ローン」「教育ローン」「マイカーローン」「リフォームローン」です。
これらはネーミングからわかるように、利用目的が明確に限定されていますね。
一方、カードローンとフリーローンの利用目的は自由です。
一部例外があるものの、借りる側の好きなことに使えます。
例えば、ブライダル費用などに利用できるわけです。
とは言っても、もちろん審査がありますので完全にフリーということではありません。
この自由なふたつのローンですが、実を言うと、カードローンはフリーローンの仲間なのです。
なぜならば、フリーローンは使用目的が自由だから「フリー」という名が付けられています。
ですから、カードローンも使用目的が「フリー」なので、その仲間というわけですね。
では、このふたつを賢く使い分けるために、続いてフリーローンとカードローンの具体的な比較を見ていきましょう!
フリーローンとカードローンの金利を比べてみよう!
ここからは、具体的なローン商品をみながら、フリーローンとカードローンの違いを理解していきましょう。
ここでは、三井住友銀行のフリーローン「フリーローン(無担保)」というものを例にとってみます。
なんともシンプルといいますか、中身がわかりやすいネーミングですよね。
同じく三井住友銀行のカードローンと比較しつつ、みていきましょう。([]内はカードローンのもの。どちらも2016年11月2日現在)
金利:年5.975%[年4.0〜14.5%]
借り入れ限度額:10〜300万円[〜800万円]
返済方式:元利均等返済方式[残高スライド元利定額]
では、両者の違いについて比較していきましょう。
まず金利ですが、カードローンは多くの人が14.5%になるため、フリーローンを選んだ方が約8.5%も低くなります。これは大きな差ですね。
借り入れ限度額は、フリーローンが10万円からとなっています。
もし、それ以下の借り入れをしたい場合は、カードローンを利用するしかありません。
続いて返済方式をみていきましょう。
フリーローンの「元利均等返済方式」は、最後までずっと同じ額を返済するという「リボ払い」のことです。
一方、カードローンの「残高スライド元利定額」とは何でしょう。
実はこれも「リボ払い」の一種です。ただし、ずっと同じ額ではなく、その月の返済残高に応じて、支払い額は変わるよ!といった「変動型」になります。
例えば、返済残高10万円のときは多めに4千円、返済残高5万円のときは2千円といった具合です。
金融機関によっては、その額を上げたり、追加で返済することもできます。
いいことだけじゃない?フリーローンの注意点と審査について
多くの銀行のフリーローンでは、借り入れが最初の一回のみということに注意が必要です。
この点に関しては全く「フリー」ではありませんね。
借りたあとは返済のみということです。
また、審査については、詳しい基準が公表されていないのでケースバイケースとしか言えません。
ただ、一般的にはフリーローンの方が難しいとされています。
それゆえに、カードローンと比べ金利が低いのですね。
また、金融機関によってはフリーローンと名の付いている商品の金利が高く、実質的にカードローンと変わらないということがあります。
名前だけでなく、しっかりと内容をチェックし、十分納得してから申し込みをしましょう。
あなたが選ぶべきなのはフリーローン?カードローン?
カードローンと比べたときの、フリーローンの利点は「カードローンよりも金利が低い」という一点に限ります。
ですので、ブライダルや引越し費用など、局所的な大きな出費には、是非フリーローンを検討をしてみて下さい。
ただ、実際に「追加融資ができるかどうか」や「返済のしやすさ」という点は、カードローンの方が優っています。
たしかに金利は低いに越したことはありません。
しかし、いつ出費が増えて、いつローンを利用するかわからない。
そんなときでも柔軟に対応できるカードローンには「使い勝手の良さ」があります。
それぞれメリットとデメリットを持っています。
「いつ」「どれくらい」借り入れが必要になるかを検討し、あなたに合った方を選びましょう!
現在の借入状況から、借り換えによって最大いくらお得になるかを計算してみましょう。
※計算結果はあくまで目安です。計算は現在の借入残高で各商品の最低金利を適用した場合の年間の利息額から算出しています。