有担保のフリーローンとカードローンの特徴と違いって何？

多くの銀行やノンバンクが取り扱いをしている代表的なフリーローンの一つがカードローンであり、カードローンは借りたお金を自由に使うことができますし、基本的に保証人や担保無しで契約できるフリーのローン商品ということもあって多くの人が利用しています。

一方で銀行では契約の際に担保が必要な、有担保のフリーローン商品の取り扱いも同時に行っていますが、この2種類のフリーローンの特徴や違いはどのような点にあるのでしょうか。

徹底的比較！有担保ローンとカードローンの特徴とは？

都市銀行のうちの一行であり、お得度と利便性が高いカードローン商品と、有担保のフリーローンを両方共取り扱っている、りそな銀行の商品をモデルとして、両ローン商品の特徴について比較していきます。

まず有担保ローンであるりそなフリーローン（有担保型）ですが、金利は年2.775％、融資額は100万円から1億円までとなっています。

申し込みができる人については、満20歳以上66歳未満であること、前年度の年収が200万円以上であること、勤続年数若しくは営業年数が1年以上であること、保証会社の保証を受けることができること、これらの条件をすべて満たせる人が対象となっています。

返済期間は最長で30年となっているので、教育資金や自動車の購入資金、結婚資金などまとまった資金が必要な際に非常にお得に資金調達をすることができるという特徴があります。

次にカードローンですが、りそな銀行では利用者は自身のニーズに合わせてクイックカードローンという商品とプレミアムカードローンという商品の2種類から選択して契約することができます。

クイックカードローンは審査の際に職業や年収・勤続年数が不問であることが特徴のカードローンで、金利は年12.475％?9.0％、融資額は30万円?200万円となっています。

またプレミアムカードローンは低金利で利用限度額も高いので急にまとまったお金が必要となった時に非常に役立つという特徴があるカードローンになります。プレミアムカードローンの金利は年12.475％?3.5％、融資額は50万円?800万円となっています。

契約の際に必要となるものについては、どちらのカードローンも本人確認書類が必須であり、利用限度額が一定額以上の申込であれば収入証明書も必要となります。少額の限度額の申込であれば、いずれのカードローンも提出書類は本人確認書類だけとなっている点が大きな魅力の一つといえます。

カードローンは審査にかかる手間や審査時間が比較的少ないので、急いでお金が必要という場合に便利に資金調達をすることができるという特徴があると考えられるでしょう。

有担保ローンとカードローンの違いと適した使い方とは？

結論を完結に申し上げますと、有担保のフリーローンとカードローンは全く異なる性質を持ったローン商品であり、想定される別であると考えて差し支えはないでしょう。

有担保ローンは金利が年2.775％と住宅ローン並の低金利であり、最高1億円まで借り入れ可能と、巨額の資金調達が可能である一方で、申込要件がカードローンよりも厳しかったり、契約の際には質権設定などの様々な手続きを行う必要が有るため、契約に最も手間がかかるローンの一つであるともいえます。

自動車の購入資金の調達など、一時的な資金調達ではなく、まとまった資金調達をしたいという人におすすめのローン商品であるといえるでしょう。

一方でカードローンは専用のカードローンで資金調達をしたい時にすぐに資金調達ができますし、手軽に申込や契約ができるので、日常生活の中で生じる、ちょっとした資金需要を満たすのに適したローン商品であるといえます。

具体的には給料日までのつなぎの生活費の調達や立て続けに結婚式に出席することになった際のご祝儀代金の調達などが考えられます。

まとめ

有担保のフリーローンもカードローンも、どちらも「フリーローン」というローン商品に分類されるので、一見するとどちらも似たような性質を持つローン商品のように考えられますが、単に「借りたお金の使いみちが自由」という共通点がある以外は全く性質が異なるローン商品と考えられます。

これらのフリーローンを利用しようとする場合には、自分のニーズ（短期的な資金需要なのか長期的な資金需要なのか等）とそれぞれのローン商品の性質をよく理解し、照らしあわせて商品選択をすることをおすすめします。